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Junior College

短期大学部

在学生の声 社会福祉学科

ふれあい大学で学んだ、ともに生きる喜び。

ふれあい大学で学んだ、ともに生きる喜び。

■障害のある人たちとミュージカルにチャレンジ

西 睦美さん

社会福祉学科 1年生
長崎市立長崎商業高校 出身

社会福祉を学ぶため長崎から龍谷大学短期大学部に進学。将来は福祉関連の仕事をするのが夢であり、社会学部への編入学を目指している。受講したふれあい大学で、障がいのある人たちとミュージカルに挑戦。

社会福祉学科 1年生 西 睦美さん 長崎市立長崎商業高校 出身

実際に触れ合ってみなければわからない。共通の目標に向けて、心はひとつに。

「ふれあい生のリードが全然できていない!何のためのサポート役なの!!」演出担当の先生から西さんに厳しい叱責が飛んだ。公演1週間前のふれあい大学発表会の稽古場。社会福祉学科1年生の西さんは、障がいのある人たちとともに『オズの魔法使い』のミュージカルに取り組んでいた。

龍谷大学短期大学部社会福祉学科には学生が知的障がい者とともに学びあう「ふれあい大学」という授業がある。西さんはそのなかの音楽療法の授業を選択していた。「障がいのある方と交流してみたいと思って受講したんです。一緒に楽しく歌うだけだと思っていたら、今年はミュージカルをやることになってしまって。まさか舞台でお芝居をすることになるなんて、思ってもみませんでした」。ふれあい大学では障がいのある人たちを「ふれあい生」と呼んでおり、学生たちはそれぞれ自分の役を演じながらふれあい生をサポートする。西さんの役柄は主人公ドロシーの心の声。ドロシー役を演じるふれあい生のセリフや立ち位置を覚え、劇をしながらさりげなくサポートしなければならない。だが、この日は稽古中にもかかわらず、別のことに気持ちが取られてしまい、うっかりセリフが飛んでしまったのだ。西さんにとって親以外の大人からこんなに厳しく叱られたのは人生でもはじめてのことで、とてもショックを受けて落ち込んだ。授業が終わってから友人たちが「気にしないでいいよ」と次々に慰めに来てくれた。いつも通りに接してくれるふれあい生たちが心の救いだった。今までずっと熱心に授業に取り組んできたのだ。常に台本を持ち歩き、自分の役とサポートするドロシーのセリフはすべて頭に入れていたのに……。「でも仕方ありません。自分では本気のつもりでいましたが、まだまだ意識が低かったんです。みんなで演技を合わせるときこそ集中して取り組むべきでした」。自分が不甲斐なく、悔しかった。そこから西さんは気を引きしめ、残り1週間は今まで以上に稽古に励むようになる。下宿では声を出して演技の練習をし、授業の休み時間には仲間と歌や手話のおさらいをした。生活も心のなかも、すべてが発表会一色となっていった。

『オズの魔法使い』のミュージカル

『オズの魔法使い』のミュージカル

一生忘れられない授業になった。

西さんが龍谷大学短期大学部に進学したのは、社会福祉を学ぶためだ。将来は福祉関連の仕事に就くことが夢だが、障がいのある人たちとふれあうのは、この授業がはじめてだった。授業で一緒になるふれあい生たちはみんな明るく元気だ。とても積極的で、学生たちよりも生き生きと大きな声で歌い、手話をする。西さんともすぐに仲良くなり、交流する前は「名前や顔も覚えてくれないんじゃないかな」と思っていた自分が情けなく恥ずかしくなった。旅行のお土産をくれたり手紙を書いてくれる人もいて、その気持ちがとても嬉しかった。芝居がはじまると、意思の疎通がさらに必要となる。本人が考えているのに先にセリフを教えて嫌がられる等の失敗を繰り返し、つきあい方をじっくりと考えるようになった。ふれあい生にもそれぞれ個性があり、一人ひとりに意思がある。健常者の自分たちと同じなのだ。「『してあげている』ではなく、同じ目線で『一緒にやろう』とすることが大切なんだな、と思うようになりました」。

こうして迎えた発表会当日。不安だったが「楽しもう」と思える自分がいた。最後のおさらいで歌ったときは「これでみんなと練習することはもうないんだ」と思い、涙がこみあげてきた。本番は無我夢中。ドロシーを演じるふれあい生は練習よりも多く自分でセリフを発して、西さんを驚かせた。幕が降りたときは会場の大きな拍手に胸がいっぱいに。だが、西さんの心に一番残っているのは、待ち時間の控え室の光景だ。今まであまり会話したことのない学生とふれあい生が楽しげに話していたり、一緒に写真を撮ったりして、あたたかな一体感が生まれていた。この日、学生とふれあい生は、確かにひとつの劇団の仲間になっていたのだ。「この授業のことは一生忘れないと思います。大変なことや辛いこともありましたが、障がいのある人たちと同じ目標を持ってひとつのことに取り組めて、かけがえのない経験ができました」と、西さんは微笑む。思い出すのはいつも純粋で一生懸命なふれあい生たちの姿。ふれあい大学での経験は、これからも西さんに勇気と力を与えてくれるだろう。

一生忘れられない授業になった。

一生忘れられない授業になった。

一生忘れられない授業になった。


編入学への道のりで自分の進むべき道を見つけた。

編入学への道のりで自分の進むべき道を見つけた。

■編入学にチャレンジ

杉山 雅大さん

社会福祉学科 2年生
大阪府立東百舌鳥高校 出身

龍谷大学4年制学部への編入学を目標に、短期大学部に入学。短期大学部独自の学びを通し、熱意を持って取り組める学問分野を見つける。文学部哲学科教育学専攻への編入学を果たす。

編入学にチャレンジ

2年間の学びで教育学の面白さを知る。

“学生の町”京都にあこがれを持ち、京都の大学への進学を希望していた杉山雅大さん。数ある大学のなかでも、オープンキャンパスで出会った職員や先輩の親しみやすく丁寧な対応に惹かれ、龍谷大学の入試に挑んだ。しかし結果は、わずかに力及ばず。4年制学部への入学を果たすことはできなかった。そこで、杉山さんは短期大学部に目を向けた。短期大学部には4年制学部への編入学希望者をサポートする制度が整っていることを大学案内誌で読み、知っていた。まず短期大学部に入学し、4年制学部3年次に編入学できることに可能性を感じたのだ。

こうして気持ちを切り替え、英語や幅広い学問分野を学ぶ科目が充実し、推薦枠も多い社会福祉学科教養福祉コースにすすんだ杉山さん。教育心理学について興味があったことから、知的障がい者と学生が協働する「オープンカレッジふれあい大学課程」で、演劇療法を学ぶ「社会福祉学特殊講義Ⅴ」を履修。演劇発表会に向けて、知的障がいのある人とペアになり、マンツーマンでサポートした。「最初は相手を“障がい者”と、ひとくくりに考えていました。しかし半年余り交流を続けるうちに、彼ら一人ひとりの個性に気づくようになったのです。個性を知り、それを尊重しようと思うと、それまで自分が持っていた“障がい者”というイメージは変わりました」。また「教養福祉実習」では、児童館での実習に参加。そこでは、1週間という短い期間のなかでも小学生が少しずつ成長していくさまを肌で感じたという。

これら短期大学部の講義を受けるうち、“教育”への興味が一層湧いていった。「2年前は大学に入ることが第一で、どの学部に進みたいかは曖昧でした。けれど、短期大学部ならではの実習や経験を経て、自分が学びたい分野が見つかりました」。教育学を専攻すると決意した杉山さんは、目標とする編入学先を教育学専攻のある文学部哲学科に定めた。そして、短期大学部在学中にも文学部の講義を受講した。「短期大学部生でも4年制学部の科目を受けられることは魅力です。実際に文学部の授業は興味深く、情熱をもって学び続けられると実感しました」。

短期大学部の単位修得や卒業論文の作成、そして編入学のための勉強を並行しながら、さらにユースホステル部員として部活動にも取り組んでいた杉山さん。「忙しさ=充実だと思っています。それに、部活動の先輩が3年生からの学びについて教えてくれたり、大宮キャンパスを案内してくれることもありました。部活動があったからこそ、大学生活をもっと続けたいと思いました。その願いは編入学へのモチベーションになりました」。部活動の先輩や、同じように編入学を目指す仲間に囲まれて、いい刺激を受けながら目標に突き進むことができたという。

こうして2年生の秋には、指定校推薦編入学試験・短期大学部内選考の英語・日本語の条件をクリア。その後の選考・編入学試験にも合格し、杉山さんは遂に龍谷大学への編入学を叶えた。「はじめは4年制学部に移りたい思いがあり、短期大学部に入りました。けれど、短期大学部での学びは編入学のためだけに留まりませんでした。自分の将来に向けて価値のあるものになりました」と、2年間を振り返る。文学部では教育について広く学び、卒業後は子どもに携わる職業に就きたいという。編入学という目標を実現した杉山さんは、新たな目標を前にしても決してひるむことはない。

2年間の学びで教育学の面白さを知る。

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