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Junior College

短期大学部

竹下 柊

竹下 柊
教員氏名
竹下 柊(たけした しゅう) 講師
所属学科
こども教育学科

研究内容について教えてください

私の専門分野は臨床心理学と呼ばれる分野で、その中の研究内容の一つとして保護者や支援者といった関係者への支援および連携について研究を行っています。臨床心理学というとカウンセリングなどによって問題や困り感を抱えている当事者(本人)への支援がテーマとなることが多いと思います。もちろん本人への支援は重要ですが、現場での実践経験から、本人の周りにいる人々たちのコミュニケーションの在り方・かかわり方が変わることで、それまで問題とされていたことが問題とされなくなったり、その後の適応がスムーズにいくケースが多いと感じています。また、関係者自身も本人への対応に苦慮しており、どのように関わってよいかが分からなくなってしまうことも多いため、本人を含めた関係者への支援を包括的に行っていくことが重要であると考えています。その一つとして、コンサルテーションといった関係者支援の方法論や心理検査などのツールを活用した支援の方法を研究として行っています。

これから勉強するためにしておいてほしい事は何ですか

大学の講義を通じて知識を取り入れていくことは大切なことです。それに加えて、人との関わりにおける基本的なマナー、つまり相手の気持ちを想像しながら、「自分の主張をどのように伝えると相手に伝わりやすいのか」、「どのように関わると相手にとって心地よいのか」といったコミュニケーションについて勉強しておくことが大切だと思います。

将来のために今できる事はありますか

友達と遊ぶこと、いろいろな場所に旅行に行くこと、アルバイトをすることなどを通して、自分の世界や価値観を広げていってください。社会に出るとたくさんの人たちと出会うと思いますが、その中で多様な価値観に触れると思います。その時に人と上手に関係を作っていくためには、自分の価値観をしっかりと持ちつつも、他者の価値観を認めていくことが大切になります。人との関わりにおいては唯一絶対のものはありませんので、異なる価値観の人と出会ったときに不要に衝突しないためにも、自分の価値観を広げておくことが将来役立つと思います。

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