File 7「保育実習」 対象:こども教育学科

保育実習は、保育所での実習が13日間、社会福祉施設での実習が12日間からなり、 保育士として必要な態度、基礎知識、基本的な技術を体験的に修得します。

まずは、本格的な実習に入る前に、実習の意義を理解して、各自で実習の目標と課題を設定。
あわせて、実習記録の書き方,手遊び・指遊びや絵本の読み聞かせ方などを学習し、実習の準備をします。

準備が整ったら、実習では、積極的に参加し、こどもたちとふれあうことで多くのことを学び吸収します。
20時間以上の実習体験を、現場に出てから役立つようにするためには、 主体的な取り組みが必要です。

例えば、保育所では、こどもたちの成長にあわせた遊びを中心に、給食やお昼寝など、規則正しい生活のリズムの中で過ごせるようにすることも、保育士として大切なこと。

こどもたちと一日過ごすことで、生活の様子を肌で感じ取り、保育士としての役割を自覚することができます。

また、他の職員の方とのコミュニケーションも現場では特に大切です。
こどもたちが安心して過ごせる環境を、職員全員で協力しながら創り上げています。

実習終了後、現場で学んだことは、大学に戻って互いに発表します。
勉強になったこと、気づいたことなど、お互いに情報を共有することで、足りない知識や経験を補うことができるからです。

また、対応に戸惑った場面については、その場面を演劇で再現し、どうすればよかったのかを話し合うだけでなく、出された問題解決のアイデアを劇の中に飛び込んで実際にやってみる、フォーラム・シアター(討論劇)も行っています。

こうして失敗を成長に活かす学習につなげています。

「やりっぱなし」にしない実習教育がりゅうたんの特徴です。

給食の給仕風景2
残さず食べたか確認して園児の成長を見守ります

給食の給仕風景1
食育の観点から、土のぬくもりを感じる「陶器」の器を使用しています


子どもたちの興味や関心にふれる瞬間です

(撮影協力:蜂ヶ岡保育園)

園児に読み聞かせをする実習生