この授業では、身体表現を通して豊かな感性を養い、こどもたちと共感することを学びます。また、こどもの発達に応じて表現の指導や援助をおこなえるようになるため、 お互いの表現を見て学びあうための発表会を取り入れていることも特徴です。
今回の授業最終回では、今までの集大成である発表会。
3グループ(1グループあたり10名程度)にわかれて、一冊の絵本を、身体全体をつかった動きで表現します。
友情の大切さを語る「にじいろのさかな」や、リズムが楽しい「めっきらもっきらどーんどん」など、小さい頃にふれた絵本が登場。
自分たちで編集した音楽にあわせて、絵本の名場面、一説一説をグループで考えた動きで表現します。中には、ピアノを上手につかうグループも。
「動きの上手、下手が重要なのではなく、その人物や内容になりきれるかどうかが大切」と先生。
こどもたちと同じ目線で、どこまで自分たち自身も楽しめるか、こどもは「ごっこあそび」にどこまでも真っ直ぐで純粋です。
ジャージに身をつつみ、小道具もほとんど使わない中で、身体だけをつかって、
素敵な保育者になるために、全身で学んで表現します。