卒業生インタビュー 八谷 貴宏さん
目の前の課題を次々とクリアしていく。そんな姿勢を短期大学で培った。

八谷 貴宏さん

社会福祉学科 社会福祉コース 卒業
経済学部 現代経済学科 4年生
広島県立安芸府中高校 出身

バドミントン部での活躍と4年制学部への編入学を果たすことを目標に、短期大学部社会福祉学科に入学。社会福祉コースで学び、経済学部現代経済学科に編入学。2014年に広島県警に内定した。


敢えて選んだ厳しい道のり。

中学時代からバドミントンに打ち込んできた八谷さん。大学でも継続してバドミントンを続けながら、これまで以上に勉強にも力を入れていきたいと考えていたところ、高校の先生から龍谷大学短期大学部を紹介された。「まず、部活動に打ち込める環境が整っているというところ、そして短期大学部には4年制大学への編入学制度があることも重要なポイントでした」。

そんな八谷さんが進学先として選んだのは、社会福祉学科社会福祉コース。社会福祉学科では教養福祉コースが編入学に適したコースとなっているが、八谷さんは敢えてこのコースを選んだ。以前より興味を持っていた高齢化社会の問題点や介護問題をより専門的に学べること、そして現場実習の機会が教養福祉コースより多いことが選択の理由だった。

八谷さんのモットーは“常に目の前の課題に全力で取り組む” こと。日々の授業で社会福祉について専門的に学びながら、入学前から期待していた実習も体験。1年次には「福祉体験活動I」で児童館でこどもたちと交流し、2年次には「ソーシャルワーク現場実習」で高齢者施設での実習を行った。

特に2年次の実習は、八谷さんに強い印象を与えたようだ。「現場は過酷でしたが、職員の方々一人ひとりが強い責任感を持ち、高齢者の方々を支えるためにそれぞれの役割をこなしながら施設を運営されている姿に感銘を受けました」。そこから施設の運営に深くかかわる“お金の流れ”について学びたいと考えたことが、八谷さんの編入先を経済学部に方向づけた。

短期大学部から4年制大学への指定校推薦編入学にあたっては、各学部が指定する推薦条件を満たすことや、プレースメントテスト(日本語)の得点、短期大学部在学中に取得した単位の平均点、自己推薦書などが選考基準となる。八谷さんは短期大学部の先生方から編入学に関するアドバイスをもらい、さらにバドミントン部の指導部長である龍谷大学の先生から短期大学部内選考に必要となるプレースメントテスト(日本語)の個別指導を受けた。

さらに短期大学部主催の「面接試験対策講習会」にも参加。短期大学部のサポートも積極的に活用した。「勉強はバドミントン部の仲間5人たちと助け合いながらすすめていきました。また、クラブにいた経済学部生から学部での学びに関していろいろな話を聞くことができたことも、やる気を高めてくれました」。そんな地道な努力が実を結び、短期大学部から経済学部への編入学を果した八谷さん。「これまでの努力が報われた…そう確信できたことが、大きな自信につながりました」。

編入してからも、八谷さんは新たな目標を自分に課す。公務員試験合格への挑戦だ。「『毎日かならず15分ずつでも勉強する』ことを決め、こつこつ試験対策をすすめていきました」。もちろん引き続き、バドミントンにも全力で取り組む。団体戦では在学中に3回の優勝を果たし、個人戦では高校時代に地元・広島でライバルだった選手と対戦、勝利を収めた。

短期大学部時代に培った、常に間近にある問題をひとつひとつクリアしていく、というポジティブな姿勢で勉強に励み、公務員試験にも合格。就職活動の結果、広島県警に警察官として内定した。クラブを引退した今でも、大学のトレーニングルームで体力の強化に励んでいるという。理由を聞くと、「警察学校に入ってから、同期のなかでも体力面でトップを目指したいから」とのこと。

「最初は交番勤務に就くことになると思いますが、ここでは短期大学部の実習で培った、多様な世代とのコミュニケーション能力が活きてくると思います。こどもたちから高齢者の方々まで、地域の人々と活発に交流しながら、担当する地域の犯罪をゼロに近づけていきたい」。常に、自分が“いま”置かれた状況のなかで、なすべき課題を発見し、全力を尽くしてそれを乗り越えてきた八谷さん。警察官という厳しく困難な職務を前にしても、その姿勢と信念は揺るがない。

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